【クセツヨ発達日記⑯】ST訓練で見つけた、次男の瑞々しい感性。「降り注ぐ」という言葉の響き。

クセツヨ発達日記

こんにちは!

アラフォー3兄弟ままのmamanieです☆

先日、次男と一緒にST(言語聴覚療法)の訓練に行ってきました!

いつも通りの教室、いつも通りの先生との時間。

でも、そこで次男が放った言葉に、私は息を呑むような感動を覚えました。

今日取り組んだのは「スリーヒントゲーム」

自分が引いたカードに描かれたものを、3つのヒントだけで相手に伝える遊びです。

次男がそっと引いたカードには、がしんしんと降り、もみの木が白くおめかしをした、三角屋根のお家が描かれていました。

真っ白で静かな雪の景色。

それを見た次男が、先生に向かって口にした最初のヒントは、こんな言葉でした。

 1,降り注ぐもの。」

「降る」でも「落ちてくる」でもなく、「降り注ぐ」

その響きを聞いた瞬間、私の頭の中には、カードの絵を超えた、もっと広くてキラキラとした雪景色が広がったような気がしました。

次男君は続けて、こう言いました。

 「2,ここは降らないけれど、北海道は降る」

 「3,積もるもの」

「降り注ぐもの」

その言葉を選んだ次男くんの横顔を見ながら、私は胸の奥がじんわりと熱くなるのを感じていました。

ADHDだと診断がつく前から、どこか「この子は他の子とは少し違うな」「変わっているな」と言う感覚がずっと私の中にはありました。その「違い」は、時に私を不安にさせ、どう向き合えば良いのかと迷わせる種でもあったのです。

けれどこの日、彼が紡いだ言葉を聞いて、その重かった気持ちがふっと軽くなった感じがしました。

普段の会話ではなかなか出てこない「降り注ぐ」という語彙。

ただのクイズの正解を出すだけではなく、カードの中の景色そのものを丸ごと捉えようとする瑞々しい視点。

彼が見ている世界は、私たちが当たり前だと思っている景色よりも、ずっとキラキラとしていて、詩的なのかもしれません。

「変わっている」と思っていた彼の特性は、実はこんなにも美しい世界を映し出すための、彼だけのフィルターだったんだ。

そう思うと、これまで抱えていたざわつきが消えて、ただただ胸が温かいもので満たされていきました。

ADHDという特性ゆえに、これから先、彼が立ち止まったり、周りとの違いに戸惑ったりすることもあるかもしれません。けれど、この「降り注ぐ」と言う言葉を選び取った彼の中に眠る豊かな感性を、私は全力で、宝物のように守っていきたい。

次男君が教えてくれた、真っ白な雪が降り注ぐ、静かであたたかな世界。

この感性を大切に育てていけるよう、私も彼の隣で、彼が見ている景色を一緒に楽しみながら歩んでいこう。

そう心に決めた、春のST訓練の帰り道でした。

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