【賢島家族旅行②】賢島宝生苑に泊まる!4度目のリピーターが語る、老舗旅館の魅力

旅行

チェックイン|懐かしいロビーに、ただいまの気持ち

駐車場に車を停めると、あの立派な館銘板が迎えてくれる。

「賢島 宝生苑」

何度見ても、この書が好きだ。

ロビーに入ると、花柄の赤いじゅうたん、木の温かみのある天井、やわらかい照明。 豪華絢爛、という言葉がこんなにぴったりな空間もなかなかない。

一昔前の風格が漂う館内だけど、それがむしろここの良さだと思っている。 ピカピカの新しさじゃなくて、品のある重みがある。


館内散策|鯉のぼりと次男の決断

ロビーの奥は吹き抜けになっていて、この時期だけの特別な光景が広がっていた。

鯉のぼりが、館内を泳いでいた。

吹き抜けゾーンに並ぶ色とりどりの大きな鯉のぼり。子どもも大人も、思わず見上げて圧巻の迫力。

3男はしばらく眺めたあと、おもむろに一言。

「ようてぃえんでちゅくったのとにてる。」

(翻訳:幼稚園で作ったのと似てる)

…うん、スケールが全然違うけどね。でもその目線、好きよ。

吹き抜けゾーンには小さな中庭もあって、茶室やお琴も置かれていた。豪華なのに生活感があって、不思議な落ち着きがある空間だった。


そしてお土産屋「花ごよみ」へ。

真珠、お菓子、宝生苑の朝食でも出てくる雲丹椎茸、近鉄特急しまかぜ・ひのとりグッズ…品揃えが充実していて、大人はついつい長居してしまう。

一方、子どもたちを釘付けにしたのがトミカとラキューのコーナー。 そこから全員が動かない。

中でも次男、財布を握りしめてじっくり悩んでいた。

実は次男には前科がある。以前の宮古島旅行で宮古島限定ラキューを悩んだ末に買わずに帰り、後悔したという苦い経験があるのだ。

今回は違った。

即購入。海の生き物ラキュー。

レジに向かう背中が、妙に頼もしかった。 次男よ、成長したね。


お部屋|志摩の海が、窓いっぱいに広がる

今回宿泊したのは燦陽棟の和室。

部屋に入った瞬間、窓の向こうに志摩の海と島々が広がる。

凄ーい!

子どもたちの声が揃った。4回目でも、この景色は毎回感動する。

畳の上に座って、ゆったりとした時間が流れる。お茶を一口。

…と思ったら、景色に感動したのも束の間。

子どもたちの二言目は早かった。

「温泉いつ入る?」

景色より温泉。3歳から8歳、みんな現実的だ。


リピーターとして思うこと

実は以前は、華陽棟に宿泊していた。

今は「翠景」というプレミアムフロアに改装されてしまったのだけど、改装前のあの部屋は本当に特別だった。上層階の角部屋、掘りごたつで囲む広めのテーブル、そこで食べる部屋食。景色も最高で、当時は通常料金で泊まれていたのだから、今思えば奇跡みたいな話だ。

改装されてしまったのは正直残念だけど、あの部屋にはその価値があったとも思う。ワンランク上になるのは、当然といえば当然か。

今回は燦陽棟でお食事処での食事に変えたけど、子どもたちが自分でしっかり食べられるようになった今、部屋食じゃなくても十分ゆっくりできると気づいた。子どもの成長って、旅のスタイルまで変えてくれる。

宝生苑の館内には、どこか一昔前の時間が流れている。 でもそれが好きで、また来てしまう。

豪華絢爛な老舗旅館の風格と、志摩の海と。 我が家がここを選び続ける理由は、たぶんそこにある。


次回は待望の御食事編! 鮑、伊勢エビ、手こね寿司…志摩の幸をたっぷりお届けします。


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